林全・行政院長が、H5N6型の鳥インフルエンザに全国で対抗していくよう求めた。台湾ではこのところ、3カ所でH5N6型の鳥インフルエンザが見つかっていた。見つかったのは台湾東部・花蓮県玉里鎮の道で死んでいたガチョウのヒナ、北東部・宜蘭県のアヒル処理場のアヒル、そして南部・台南市六甲区の七面鳥の養殖場。
そして、行政院農業委員会は13日、台湾中南部の嘉義県の市場の業者が自分で処理して販売していたウコッケイからH5N6型の鳥インフルエンザウイルスが見つかったと発表した。
中国大陸ではH5N6型鳥インフルエンザが人に伝染し、人が死亡したケースがあることから、行政院農業委員会は鳥インフルエンザへの警戒レベルを政府各部会横断レベルに引き上げ、鳥インフルエンザ中央災害対応センターを正式に設置、13日午後に第一回会議を開いた。
林全・行政院長はこの会議の挨拶の中で、見つかったウイルスのは日本、韓国と同じもので、中国大陸ではすでに人への伝染も伝えられているとし、関係部署が油断せず、感染防止を「戦争」とみなして、全国で対抗していくよう檄を飛ばした。
行政院農業委員会動植物防疫検疫局では、日本では昨年11月からH5N6型鳥インフルエンザの被害が広がり、140万羽を殺処分にしている他、韓国ではすでに3400万羽の家禽類を処分したと指摘、台湾も同様の渡り鳥の移動コースにあることから、H5N6型鳥インフルエンザの発生は意外ではないとの見方を示した。
防疫検疫局ではただ、2015年にH5N2型とH5N8型が流行した際の処分数500万羽、昨年の28万羽に比べて今年は12万羽あまりだとして、鳥インフルエンザの大量発生との言い方はあたらないと説明した。