総統府が、台湾と米国は引き続き、「零意外(ノー・サプライズ)」の方式を保つとしている。米国ホワイトハウスは現地時間の9日深夜にプレスリリースを発表、トランプ大統領が中国大陸の指導者、習近平氏と電話会談を行ったと明らかにした。その中でトランプ大統領は、習近平氏の要望に応じて、米国が「一つの中国」政策を尊重することに同意した。
トランプ大統領は大統領就任前に蔡英文・総統と電話会談を行い、また、米国は「一つの中国」政策に縛られないなどと発言したことで、米国と中国大陸との関係に変化が生じる可能性が取りざたされていた。
今回、トランプ大統領が「一つの中国」政策を尊重するとしたことに対し、総統府の黄重諺・報道官は10日午後、台湾と米国は互いに想定内の動きをとり、相手を驚かせない、「ノー・サプライズ」の方式を保っていると述べた。黄・報道官は、米国は台湾にとって世界で最も重要な盟友だとした上で、米国は東アジアの平和と安定を大変重視していることを台湾は理解していると強調。米国は台湾との良好な関係の継続、並びに安定した東アジア情勢が米国の利益にきわめて重要であることなども知っていると話した。