台湾の「唐奨(Tang Prize)」のバイオ医薬賞が、日本の本庶佑・京大教授ら2名の学者に授与される。
「唐奨(Tang Prize)」は台湾の大手企業グループ、潤泰グループの尹衍樑・総裁が2012年に、「東洋のノーベル賞」を目指して創設した賞で、「永続的な発展」、「バイオ医薬」、「漢学」、「法治」の4部門に分かれており、2014年から2年に1度発表される。18日に第一回の受賞者発表が行われ、ノルウエーのグロ・ハーレム・ブルントラント元首相が、「永続的な発展」賞を受賞した。
19日には「バイオ医薬」部門の受賞者が発表され、日本の京都大学大学院医学研究科の本庶佑教授と、アメリカ、テキサス大学アンダーソンがんセンターのジェームス・アリソン博士の2人が受賞した。
受賞理由はいずれも、T細胞と呼ばれる免疫において重要な役割を果たす遺伝子の研究成果に対するもので、臨床試験により、がんの治療に効果がある事が実証されているという。
「唐奨(Tang Prize)」を主催する唐奨教育基金会は、「バイオ医薬」賞の受賞者選定の定義について、「重要な疾病の予防、診断、治療に明らかな影響があったり、バイオテクノロジーによって人類の疾病の問題を解決し、健康増進を促すなど、バイオテクノロジー及び薬物の分野において、独自性のある研究開発について表彰する」と説明している。
潤泰グループの尹衍樑・総裁は、「100年前に創設されたノーベル賞には医学賞はあるが、バイオテクノロジーの領域までカバーできていない。『唐奨(Tang Prize)』はその不足を補う」と述べた。