台湾の昨年第4四半期(4Q/10月から12月)のGDP(域内総生産)による経済成長率は、投資が好調だったため、2.58%だった。
行政院主計総処は25日、経済成長率速報値を発表、昨年第4四半期はプラス2.58%で、前回の予測を0.21ポイント引き上げた。
主計総処によると、輸出については、主要な貿易パートナーの景気が穏やかに回復していること、また、半導体の需要が大きく成長していることに加え、農業、工業の国際原料価格が相次いで下げ止まっていることから、第4四半期は米ドルベースで商品輸出額は11.73%増と、2011年第4四半期以来、最大の伸びとなった。
しかし、第4四半期は、中国大陸の旅行者が4割減と、大幅に減少。他の国・地域からの旅行者は17%増加したが、全体ではおよそ4%減少だったことから、旅行業の収入に影響を与えている。
主計総処の黄偉傑・シニア・エグゼクティブ・オフィサーは、「第4四半期に中国大陸以外からの旅行者は増加したものの、来台旅行者数は全体で減少となった。中国大陸からの旅行者の減少は台湾の旅行業の収入に確かに影響を与えており、今年は政府関連機関が観光面のプロモーションを強化することになる」と述べた。
一方、内需については、昨年の第4四半期、自動車市場はなお好調が続いている。しかし、暖冬の影響により、衣料、家具などの消費はいずれも低迷した。ただ、外食産業は好調で、物価上昇率を差し引いた売上高の実質成長率は4%余りで、2012年第1四半期以来最高となった。
このほか、国内の民間投資の見通しは明るく、資本設備の輸入は過去最高を記録した。主計総処は、昨年第4四半期、各メーカーによる資本設備の輸入は大幅に増加しており、今年の景気見通しへの期待が伺えるため、将来的に輸出と生産が促すされることになるだろうと見ている。
また、主計総処は、昨年通年の経済成長率速報値は1.4%だったと発表した。かりにこの速報値と実測値に大きな差がない場合には、成長率は1%台を確保したことになる。