中華民国台湾の実業家が設けた、第一回「唐奨(Tang Prize)」の「永続工程」の分野の受賞者は現在、国際人道グループ、「エルダーズ(The Elders)」の副会長を務める、ノルウェーのグロ・ハーレム・ブルントラント(Gro Harlem Brundtland)元首相。グロ・ハーレム・ブルントラント元首相は、WHO・世界保健機関の事務総長や国連の「環境と開発に関する世界委員会」の委員長などの要職を歴任し、「将来世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たすこと」という持続可能な開発の概念を打ち出している。
台湾の大手企業グループ、潤泰グループの尹衍樑・総裁が「唐奨」を設ける目的は、「唐奨」がアメリカのノーベル賞に匹敵する、世界的な賞になるよう期待するため。潤泰グループは、台湾の最高学術研究機関、中央研究院とタイアップして、中央研究院によって、「永続工程」、「医療バイオテク」、「文学作品以外の漢学」、「法学」の四つの分野における優れた人材を推薦、選出され、その独創的な影響力のある研究を表彰する。
「唐奨」の審査員を務める、中央研究院の翁啓恵・院長、および総召集人を務める、李遠哲・前院長は18日、ブルントラント元首相の受賞を発表した。中央研究院の李遠哲・前院長は、ブルントラント元首相について、「ブルントラント元首相は永続工程の分野で、『ゴッドマザー』と呼ばれている。『ゴッドマザー』とは、人類社会における永続工程の進み方、およびその方向を決める人だ。ブルントラント元首相はこの分野で大きな貢献をした。現在にっても語り継がれているのは、『将来世代のニーズを損なうことなく、現在の世代のニーズを満たす』という持続可能な開発の概念だ。これは非常に重要な概念だ。なぜなら、現在、地球の負担が多すぎる。先に行くことが困難になるぐらい、人が多すぎる。消耗されているものも多すぎるからだ。」と説明した。
「唐奨」の主催機関は18日からの四日間、毎日各分野の受賞者を公表、受賞者には台湾元4000万元の賞金、および台湾元1000万元の研究助成金、合計台湾元5000万元、日本円およそ1億7500万円が贈られる。受賞者らは9月、授賞式に出席するため、台湾を訪れる。