台北国際ブックフェア(台北国際書展)で今年初めて古書のオークションが行われる。今年の台北国際ブックフェアは2月8日から6日間、台湾北部・台北市の台北世界貿易センター展示ホール1と3で開かれる。
今年は初めての試みとして、貴重な古書のチャリティオークションを行い、近年減りつつある実体のある書籍の新たな可能性を探ることにした。欧米の先進国では古書のオークションは珍しくないが、台湾にはこうしたコレクターが大変少ない。そこで今年は、著名な古書店、茉莉を迎え、主催者と茉莉が協力して貴重な古書チャリティオークションを開催する。企画は、編集者の傅月庵さんと、中国大陸北京の立体書籍博物館の文自秀・館長が担当する。
傅月庵さんによると、今回のオークションには厳選された50冊の貴重な書籍出品される。そこには明・萬暦年間(1573年から1620年まで)の「史記纂」も含まれる。この書籍は2012年、中国大陸の上海で行われたオークションで台湾元300万元(日本円約1080万円)近くの値がついたこともあるというもの。また、日本の谷崎潤一郎、三島由紀夫の初版本、中華民国の胡適、呉濁流らの署名本なども出品される。
台湾で初めてとなるこのオークションを台北国際ブックフェアで行う意義について、傅月庵さんは、古書も絵画や骨董品と同じようにコレクションする価値があり、興味深く文化的な投資でもあることを人々に知ってもらいたいと説明した。オークションでの収益は、コストを差し引いた後、すべて慈善団体に寄付し、支援を必要としている人を助けるために使われる。