台北市の2階建て観光バスが運行開始、台北観光に新たな選択肢が加わった。台北市の2階建て観光バスは18日午後2時20分、正式に運行を開始した。路線は、台湾の在来線、台湾鉄道の台北駅前を起点とする赤ルートと青ルートの2つの周遊路線で、40分に1本運行される。2つの路線はいずれも台北駅から北門、西門町、そして総統府前の景福門などを回ったのち、青ルートは、台北市を南北に貫く目抜き通り中山北路を北上し、国立故宮博物院で折り返す。一方の赤ルートは、台北市を東西に走る信義路を東に進み、台北市のランドマーク、台北101の横を抜け、台北市を東西に貫く目抜き通り、忠孝東路に入り、そのまま西に直進し、台北駅に戻る。
全部で8台ある2階建てバスは真っ赤なボディー。一階部分には9つの座席と、車いす用のスペースが一人分、2階部分には47の座席がある。2階の後ろ半分はオープンデッキとなっている。運賃は4時間以内乗り降り自由で、台湾元300元(日本円約1076円)のほか、朝から夕方まで乗り放題のデイチケット、赤ルート夜間乗り放題のナイトチケット、また一日券、二日券などがある。支払いは現金、クレジットカードのほか、台湾の交通系ICカードのイージーカード、IPASSなど9つの方法から選ぶことができる。車内では標準中国語、英語、日本語、韓国語の4種類の言語によるガイドが行われるほか、無料のWIFIと充電用のUSBコネクタを設置している。また、日本の「はとバス」でマナー研修を受けたガイドも乗車し、サービスを行う。
台北市の柯文哲・市長は18日午前行われた記者会見の中で、台北市も、他の国際的な観光都市同様、観光を発展していくためには、市内を周遊する2階建てバスが必要だとして、これは市長選の際に打ち出したマニフェスト「観光ABC」政策の第一歩であると述べた。
柯・市長は「個人旅行の観光客の質は高く、また消費金額も多い。ただ、個人旅行客が台北市を自由に見て回るには、MRT(新交通システム)、乗合バスのほか、2階建てバスも必要だ。過去、台北市にはこうした観光を目的としたバス路線はなかった。今日新たな一歩を踏み出したといえる」と話した。
台北市では、2階建て観光バス運行開始を記念し、1月26日まで、毎日先着666組まで、「2人乗車で一人無料」のキャンペーンを実施、市民及び観光客の乗車を呼びかけている。