冷戦時代、台湾北部・台北市の陽明山にあった駐留米軍の社交施設、草山青少年クラブが音楽の文化クリエイティブスペースとして甦った。かつて陽明山の山仔后一帯には米軍の宿舎約150棟が建っていた。そのうち凱旋路49号、敷地面積900坪近い草山青少年クラブは1968年に完成、米軍関係者の娯楽と社交に用いられた。米軍が引き揚げると「陽明山聯誼社」となり、廃業すると荒れ果てた。
2年半前に、台北市文化局が老朽化した施設とその運営を希望する側とのマッチングを行った際、鈺徳科技公司がここに興味を持ち、同社の名誉董事長がかつて台湾最大のレコード工場を作った会社の社長を務めていたことから、そのコレクションなどを展示する場所として運営することにした。
2年の改装工事を経て、このほど名前も「ブリックヤード33(BY33)」と改めて12日にリニューアルオープン。建物は依然として、米国南部の田舎の建築様式で、内部には建物と改修の歴史も展示されている。また、室内にあるプールは展覧会やパフォーマンスのステージとして使用されるという。
今後はコミュニティの社交スペース、そして文化クリエイティブ産業の展示場として使用されるということ。「BY33」の営業時間は午前11時から午後9時まで、旧正月期間は大晦日の27日と旧正月の28日を除いて営業する。