台湾海峡両岸は11日、離島の馬祖で、今年初めて、両岸双方の密入境犯の引き渡しが行われた。
内政部移民署は11日、両岸の赤十字社立ち会いのもと、、離島の馬祖南竿福澳港で、両岸双方の密入境犯の引き渡しを行った。中国大陸の密入境犯10人を中国大陸側へ引き渡すとともに、台湾の密入境犯1人が中国大陸側から台湾側に引き渡された。
今回、中国大陸に引き渡される中国大陸密入境犯10名のうち、3名は、小型船舶で台湾に滞在する中国大陸の人を乗せ、アメリカのグアムへ向かい政治的保護を求める予定だったが、船の故障により北部・桃園市の沖合で、海岸巡防署に発見され、入出国法及び移民法違反に問われ、服役した後、11日中国大陸の職員に引き渡されていた。一方、中国大陸側から台湾側に引き渡された台湾の犯人は、昨年10月、中国大陸福建省のアモイから、金門に密入境しようとした際、中国大陸の警察に逮捕された。
移民署は、人道及び安全の原則により、今回の相互引き渡しを終えたとして、これは、今年初めて「金門協定」を執行した初めてのケースだと説明した。移民署によると、1990年に両岸の赤十字社が締結した「金門協定」は、両岸間で最も長い歴史をもつ協定といい、移民署では、人道的な精神と両岸の人々の権益の保障のために、この協定を執行していると強調、同時に両岸の事務の連携、協力の強化にもつながっているとしている。