財政部は9日、最新の輸出入統計(税関ベース)を発表した。昨年12月の輸出は257億米ドルで、前年同月比で14%増えた。増加率は過去4年で最大で、前年比二桁成長は2カ月連続。前年比プラスは3カ月連続。輸入は208億3000万米ドルで、前年同月比13.2%のプラスに。輸出・輸入共に二桁成長だった。
財政部は昨年12月の輸出金額について「驚き」と形容。輸出入金額からは世界経済のファンダメンタルズが徐々に改善していることが見て取れると強調。また、米国、ユーロ圏、中国大陸の購買担当者指数がいずれもここ数年で比較的高い記録となっていることもこれを証明していると説明した。
財政部統計処の蔡美娜・処長は、12月における輸出の回復はより全面的になっており、11の主要品目のうち7品目の前年比成長率が二桁を超えていると指摘。最も指標となる電子部品は前年比で24.3%のプラスと力強く回復している他、輸出先全体が同時に成長していることも説明した。中国大陸、香港、アセアンへの輸出は前年比で20%以上で、過去4年で最大の成長率だと強調した。
しかし、昨年通年での輸出金額は、上半期の世界経済が低迷したことの影響で、前年比1.7%のマイナスだった。輸入は2.6%のマイナス。いずれも2年連続のマイナス成長で、これは初めてのこと。
しかし、財政部は、昨年の輸出入が尻上がりで好調に推移したことを評価、第4四半期の動向から輸出・輸入共に2年連続の低迷を抜け出したとする見方を示した。今年の展望では、世界の経済成長率予測値を各国のリサーチ機関が上方修正しているとして、台湾の貿易が昨年より改善されることは間違いないと予測した。