総統府が、蔡英文・総統と米国のトランプ次期政権関係者との会食に関する報道を内容を否定した。蔡英文・総統は7日から中米4カ国歴訪を行っている。往路では米南東部のヒューストンでトランジットした。
大手日刊紙「自由時報」は消息筋の話として、蔡・総統はヒューストンで、かけつけた米ヘリテージ財団の創設者、エドウィン・フュルナー氏らと昼食会を開いたと報じた。また、この消息筋は、フュルナー氏は米国の次期政権移行グループのメンバーだとしている。
関係者はこれに対し、蔡・総統はトランプ陣営の関係者と会ってはおらず、また、フュルナー氏はこの時、ヒューストンにいなかったと話して報道内容を否定した。総統府も9日午前、これについて、「誤った報道だ」と説明した。
しかし、蔡・総統に随行している国家安全局の曽厚仁・副秘書長は現地時間の8日、総統の専用機内でこれについてはっきりとは説明しなかった。曽・副局長は、「米国側の友人何人かと会った。双方の暗黙の了解に基づき、また、これらの人たちを尊重するため、これ以上の説明はしない」と話した。
また、別のメディアは、蔡・総統は滞在先のホテルで、フュルナー氏、同基金会アジア研究センターのウォルター・ローマン主任、そして、元国務次官補代理のランディ・シュライバー氏と昼食を共にしたと報じたが、これについて総統府の黄重諺・報道官は、米国の友人との食事会については説明しないとする一方、メディアが伝えている顔ぶれは不正確だと指摘した。