最大野党・国民党の次期主席選挙に、馬英九・政権で副総統を務めた呉敦義氏が立候補すると宣言した。呉・前副総統は9日、出馬の記者会見を開いた。呉・前副総統は、国民党は今、内外からの試練にさらされ、間違いなく厳しい状態にあるとした上で、党に40年間育てられた自分は各方面からの支持を受け、出馬を決意したと説明した。そして、党が再び勝利と尊厳を取り戻せることを目指すと強調、出馬を決意したからには勝敗にこだわらず、全力を尽くすと述べた。
呉・前副総統は、「今、党は確かに苦境にある。志ある人々が真剣に努力するよう希望する。立候補する人、それをサポートする人が努力するよう。そして新たな主席が生まれた暁には皆が一致団結し、心を一つにしてこそ困難を乗り越えられる。そうすれば国民党には未来が開け、輝ける明日を迎えられるだろう。だから団結できるというなら、自分はその一部になろうと思う。今年5月の主席選挙という目標を目指すと宣言する」と話した。
呉・前副総統は、主席選挙が終わればただちに2018年の統一地方選挙を見据えることになるとし、公平かつ合理的に最も有力な候補者を立てなければならず、その過程は公正で私利私欲のないものでなければ本当の団結は得られないと指摘した。一方で、2020年の次期総統選挙については、人選を語るのは時期尚早だとし、まずは2018年の地方選挙に照準を合わせる考えを示した。
国民党の次期主席選挙には現職の洪秀柱・主席の他、前台北市長の郝龍斌・副主席も出馬の意向を示している。郝龍斌氏が、党主席に当選した場合は次期総統選挙には出馬しない考えを示していることについて、呉・前副総統は、それぞれに考えがあると述べるにとどまった。また、郝龍斌氏との候補者一本化の可能性については、自分はすでに郝氏にも出馬が唯一の決定だと伝えているとして、一本化が困難であることを示唆した。