外交部が、外交情勢の安定に自信を示した。アフリカ西部に位置するサントメプリンシペは先週、中華民国との外交関係停止を宣言、これを受けて中華民国はサントメプリンシペとの国交を断絶した。
外交部の李大維・部長は26日、立法院外交及び国防委員会でこれについて報告、断交に至った原因は二つあり、一つはサントメプリンシペ側の巨額の資金援助の要求に応じられないこと、二つ目はアフリカにおける政治経済面での中国大陸側の勢力が強く、サントメプリンシペが誘惑に抗えなかったことだと分析した。
李・外交部長はさらに、サントメプリンシペが声明の中で、「一つの中国」原則に自ら触れていることから、同国は中国大陸側と外交関係を結ぶことになると予想、中華民国と国交を持つ国々は、サントメプリンシペと中国大陸の今後の交流に注目することになるとして、外交部は細心の注意を払い、情勢の把握に努める考えを強調した。
来月、蔡英文・総統が訪問を予定している、中米のニカラグアについても国交断絶の可能性があると伝えられていることについて聞かれた李・外国部長は、ニカラグアとの関係は非常に安定していると述べると共に、他の国々についても外交部は情勢を安定させられると自信を示した。
李・外交部長は、「圧力は常に存在する。しかし、外交部の職員は全員奮闘し続けている。完全に保証はできないが、現段階では情勢を安定させられるはずだ」と話した。
また、行政院大陸委員会の張小月・主任委員は中国大陸側を批判すると共に、21カ国となった友好国から再び国交断絶が起きないよう全力で関係維持にあたる姿勢を強調した。
なお、中共国務院「外務省」は26日、サントメプリンシペとの外交関係樹立を発表した。