法務部が、スペインで摘発された詐欺事件に対する中国大陸側の動きを警戒している。中国大陸側とスペインは先ごろ、電話詐欺事件の合同捜査を行い、台湾の人が多く逮捕されたと伝わっている。法務部の陳明堂・次長は19日、報道陣に対し、外交部の資料を引用してこれについて説明した。
それによると、現在少なくとも239人の容疑者がスペインの裁判所によって拘束されており、そのうち台湾の人が少なくとも39人いるということ。陳・法務部次長は、中国大陸側の動きは派手だが、法務部は共同での取調べを申し入れており、容疑者のうち台湾の人たちは台湾に相関するよう求めていると述べた。
陳・法務部次長は、「わかっているのは当初39人ということだったが、その後、70人とも80人とも聞いている。4カ所に拘束されており、マドリードだけではないからだ。外交部が現在確認、整理している。中国大陸側はスペインの警察当局と共同記者会見を開くなど、派手な動きをしている」と話した。
両岸の交流がストップし、犯罪摘発への協力面でのパイプも途絶えているのではとの質問に対し、陳・法務部次長は、情報と一般の事務的な連絡、そしてデータの処理は完全に中断しているわけではないとして、できる限りのことを行う方針を示した。
海外を拠点に、中国大陸の人たちを狙う電話詐欺に、台湾の人が関与しているケースがこのところ多く伝えられている。中国大陸側がこうした台湾の人を中国大陸に連れ去り、取り調べて起訴することに台湾は警戒を強めている。