国立故宮博物院の南部分院で「日本美術の粋 東京・九州国立博物館精品展」が始まった。12日午前に行われた開幕記者会見には、故宮博物院の林正儀・院長、東京国立博物館の銭谷真美館長、九州国立博物館の島谷弘幸館長が出席した。
林・故宮博物院院長は、これまでは教科書か写真でしか見られなかった日本の美術の最高の作品がほぼすべて台湾にやってきた夢の展示会だとして、日本の芸術を理解しようとする人にとっては大変貴重な機会だと強調した。林・院長は、「夢のようだ。一つの展覧会で、これほど多くの日本を代表する作品が見られるとは。日本の文化と芸術の歴史がここに完全に再現されている」と述べた。
東京国立博物館の銭谷館長は、九州国立博物館と共同でこれほど大規模に海外で展覧会を開くのは初めてで、台湾の人たちは日本と日本の文化を深く理解できるだろうと期待した。九州国立博物館の島谷館長も、同博物館の収蔵する日本の国宝3点をすべて台湾に持ってきており、その他の展示品も優れたものばかりだと説明した。
この特別展では、日本の縄文時代、仏教が日本に渡った歴史、平安時代、幕府の時代から近代の明治までのものが展示され、日本の文化史の完全な縮図になっているということ。151点(68点は国宝もしくは重要文化財)が展示され、来年3月5日まで開催される。
なお、林・院長はこの日、日本の東京富士美術館、京都国立博物館平成知新館など日本の複数の博物館が故宮博物院との協力に向けて積極的に協議しているとして、2018年から東京五輪のある2020年まで、故宮博物院の収蔵品が再び日本で展示されることになるだろうと明らかにした。
また、日本の大阪市立東洋陶磁美術館では、「北宋汝窯青磁水仙盆展」が今月10日から来年3月26日まで開かれており、故宮博物院の著名な収蔵品、「青磁無紋水仙盆」が初めて海外で展示されている。