台北駅から、新北市、そして北部台湾の空の玄関口、桃園市の台湾桃園国際空港を経由し、北部、桃園市の中壢区を結ぶ桃園空港MRT(新交通システム)は、先日、安定性テストの成績が検査申請可能なレベルに達したことから、来年2017年の旧正月(1月28日)前後にも開通するのではないかと見られている。
先ごろ桃園市政府は、運賃の計算方法を明らかにしたが、台北・新北市民の生活の足、台北MRTに比べて割高であったこともあり、沿線の新北市政府のほか、市民が反発した。
桃園空港MRTと桃園市の鄭文燦・市長は10日、記者会見を行い、MRT沿線の新北市新荘、林口そして桃園市の南崁の三大生活圏について、生活圏ごとに運賃を均一にすることを明らかにした。
例えば、台北駅(駅番号A1)から、新荘区の生活圏といえる、新北産業パーク駅(A3)、新荘副都心駅(A4)、そして泰山駅(A5)の各駅までは、従来の運賃計算方法ではそれぞれ台湾元35元、40元、45元(それぞれ日本円で約127円、145円、163円)であったが、これが一律35元均一とすることとなった。
同様に台北駅から、林口区の生活圏、体育大学駅(A7)、長庚医院駅(A8)、林口駅(A9)は80元(同290円)均一となり、従来の計算法から20元安くなり、通勤通学に利用しやすくなる。
このほか、台北駅と新北市の泰山貴和駅(A6)間は60元から50元(218円から181円)へ、山鼻駅(A10)までは135元から120元(同490円から435円)へ、坑口駅(A11)までも145元から130元(同526円から472円)へ運賃引き下げとなる。
桃園MRT及び桃園市政府による生活圏ごとに運賃を均一とする運賃引き下げ決定について、新北市交通局は一定の評価を示した。交通局はそのうえで、停車駅が少ない直達型列車と、各駅停車には運賃の差を設けるべきだと主張、桃園MRTの利用者増を促す為に、各駅停車の運賃は台北MRTと同じ運賃計算方式を採用するべきだと呼びかけた。