中華民国政府で対中国大陸政策担当の、行政院大陸委員会(陸委会)が12日、中国大陸国務院の対台湾事務弁公室(国台弁)の主任、張志軍氏が23日から四日間の日程で、台湾を訪問することを明らかにした。中国大陸で対台湾事務担当の高官が台湾を訪問するのは初めてで、政治的においては非常に意義深いことだと考えられている。
滞在期間中、張志軍氏は、台湾北部の新北市で行われる、第二次「両岸事務首長会議(トップ会談)」に出席、大陸委員会の王郁琦・主任委員と対面する。大陸委員会の呉美紅・スポークスマン(報道官)は、第二次「両岸事務首長会議」の重要な議題として、両岸関係の発展全体に対する見方と考え方、台湾海峡両岸の経済協力、地域的経済統合への参加、両岸の交流窓口機関の事務所相互設置の問題などを挙げている。
呉・スポークスマンは、「張志軍氏の台湾訪問は、両岸の公式レベルの交流、両岸関係の良好な方向に向けての発展にとって重要な意義がある。中国大陸の高官が自ら台湾の民主政治、社会の多元化を体験することができるほか、両岸関係の発展に対する台湾社会の考え方を理解するのにも役立つ、との見方を示した。
呉・スポークスマンは、大陸委員会は、「対等、尊厳」の原則に基づいて、張志軍氏の台湾訪問をセッティングしていると強調した。
なお、大手日刊紙、『聨合報』の報道によると、張志軍氏は今回、新北市の朱立倫・市長、台湾中部、台中市の胡志強・市長、台湾南部、高雄市の陳菊・市長を訪問するほか、末端地方自治体の関係者との交流も深め、台湾の人たちと結婚した中国大陸の女性も訪れ、台湾南部にある大学で行われる大学生との交流イベントにも参加し、台湾各界との広範囲な交流を行うという。