行政院海岸巡防署と中華民国海軍が太平島で、救援演習を実施した。演習の模様は複数の海外メディアに公開された。
蔡英文・総統は先ごろ、南シナ海に浮かぶ南沙諸島最大の島、太平島を人道的な救援センターとして建設する方針を示した。
海岸巡防署と海軍は29日、太平島の海域における海難救助及び緊急医療搬送体制のメカニズム強化のため、太平島で救援活動の演習を行った。海岸巡防署の李仲威・署長が演習を観閲した。
海岸巡防署によると、太平島の海域における初めての政府関連部会合同の演習であり、航空機3機と艦艇8隻が動員された。
演習は、外国籍の貨物船が太平島の海域に差し掛かった際、甲板の貨物から出火、乗組員は負傷、海に飛び込み脱出したという想定で行われた。行政院国家捜索救助指揮センターによる指令を受けた海岸巡防署と海軍の艦艇が付近の海域で捜索救助を行い、負傷者をボートで太平島に輸送。太平島では海岸巡防署南沙指揮部が派遣した救急車が島にある南沙病院に負傷者を搬送し、モニターを通じた遠隔医療が行われた。そして、その後は空軍の輸送機で、負傷者を台湾最南端・屏東県の病院に運んだ。
海岸巡防署が3000トン級の巡視船「高雄艦」を出動させた他、海軍は野外病院と同じレベルの医療機材を備える補給艦「盤石艦」を派遣した。空軍はC-130輸送機を、患者の輸送任務にあたらせた。
29日の演習には海外のメディアが招かれ、演習が公開された。蔡・総統が就任してから海外のメディアを太平島に招いたのはこれが初。