トランスアジア航空が22日、財務悪化により、解散すると明らかにした。
台湾の航空会社、トランスアジア航空は22日午前、臨時取締役会議で解散を決議したと明らかにした。同社は21日、突然、22日の運航の全面停止を宣言していた。
トランスアジア航空は22日午後、台湾証券取引所で記者会見を開き、劉東明・総経理、陳逸潔・副総経理が出席した。記者会見の冒頭で謝罪した劉・総経理は、二度の墜落事故の後、多くの改革を行ってきたものの、業績を回復できなかったこと、さらに、航空業界全体の景気不振によって、財務の悪化が続いたことを説明した。
劉・総経理はそして、今年の第3四半期までの赤字は台湾元22億元(日本円約76億6000万円)に達しているほか、今後の見通しも明るくないことから、取締役会での議論の末、会社を解散することを決定したと説明した。
劉・総経理はまた、11月29日が償還期限の転換社債について、「会社が解散することになり資金不足だ。残念だが償還はできない。改めて心からお詫びする」と謝罪した。
劉・総経理は、すでに緊急対応チームを設立し、予約者の払い戻しに全力で対応するほか、政府との協議、そして債権の整理や株主の権益確保にあたると強調、すでに航空券を購入した利用者には全額払い戻しを行い、職員についても労働基準法に基づき、解雇の手続きを行うと述べた。
劉・総経理はまた、払い戻し及び解雇に伴う費用として、台湾元12億元を信託口座に確保していると強調、今後の手続きがスムーズに行えることを確認していると述べた。また、二度の墜落事故でまだ和解していない遺族や被害者の家族に対しても、適切な対応をしていくとして、関連の費用も間違いなく確保すると強調した。