林全・行政院長が、退役将官が中国大陸を訪問する場合の規定について見直す考えを示した。中華民国国軍の退役将官30人あまりが先ごろ、中国大陸で行われた、中華民国建国の父、孫文・博士の生誕150年の記念活動に参加し、「中華人民共和国」の「国」歌が演奏されるのに合わせて起立していたと伝えられ、台湾では論議を呼んでいる。
行政院の林全・院長は17日の閣議でこれについて触れ、これらの退役将官は国家に忠誠を尽くす義務を怠り、悪い手本を示したと批判した。林・行政院長は、林美珠・政務委員が関係部会を集め、現在、退役から3年間は中国大陸訪問を認めないという制限期間を延長するかどうか、一定のクラス以上の公職人員、軍職人員の渡航先、接触する相手などについて申告制度を設けるかどうか、そしてそうした規定に違反した場合の退役者給付の打ち切りや勲章などの取り消しをするかどうかを検討するよう命じた。
行政院大陸委員会の邱垂正・副主任委員は、「このたびの事件については林・行政院長の支持に従い、現行の規範を検証し、管理を強める方向で対応策を練る。それによって中国大陸側との交流が、国家全体の利益を前提に行われるよう保つ」と述べた。