与野党が、労働基準法(労基法)の改正に伴う審議のビデオ検証を9日に開催することで合意した。
中華民国台湾の立法院では法律の制定には三回の可決を必要とする、三読会制をとっている。先ごろ労働基準法の改正案はその最初の審議を通過したが、その審議の議事録の内容をめぐって与野党が対立している。
このため蘇嘉全・立法院長は8日、与野党協議を行った。野党・国民党の立法院党団の廖国棟・総召集人は協議後、与野党は明日9日の「立法院社会福利及び衛生環境委員会で、10月5日の審議の映像や音声の検証を行うことに同意したことを明らかにした。また15日には公聴会も開くことになったという。与党・民進党は、議事録の記載に誤りがあれば訂正するとしているが、国民党立法院党団の李彦秀・副書記長はこれについて「問題となっている部分について聞きなおした結果、それぞれの聞こえ方が異なった場合は、法務部調査局など第三者の公正な部署によるサポートを希望する」と述べた。
一方、民進党立法院党団の劉世芳・書記長は協議後、仮に議事録の記載に事実と異なる個所が見つかった場合にどうするか問われ、「オープンな態度で臨む。9日に検証する映像や音声は議事スタッフが録画、録音したものが主となる。手続き上の問題や事実と異なる点があった場合は9日の午後の与野党協議で話し合う」と説明した。
このほか、立法院前では、労働者及び支援団体がハンガーストライキを行い、労働基準法改正に抗議している。ハンガーストライキを行っている労働者の代表は、公聴会への労働者代表の参加を求めると共に、国の休日のうち7日間の休日を取り消すことを前提とした、形だけの公聴会では意義がないと訴えた。