政府が台湾元3億元で深みのある台湾旅行の普及を促進する。中国大陸からの旅行者のうち団体客が前年比で20%減少、台湾の観光業者が打撃を受けていることを受けて、交通部観光局の周永暉・局長は4日、行政院で、交通部が台湾元3億元(日本円約9億7600万円)を投じ、中国大陸からの団体ツアーに対応していた業者が台湾の人たちによる台湾での団体旅行を取り扱う場合、ツアーごとに最高4万5000元(日本円約14万6000円)を補助すると明らかにした。これにより、「国内」旅行のビジネスチャンスを拡大すると共に、観光業者の事業の調整も促す。補助の条件などの詳しい方法は4日に公表されており、即日実施された。
補助の対象になるのは平日の「国内」団体旅行で、具体的には参加者の食事代として1人1日300元、宿泊費として1人一晩600元、そして観光バスや船に乗る場合の費用の半分を補助する。また、この新措置でツアーが決まった団体のうち、先着30団体には様々な割引が受けられる「台湾ハオワンカード」も提供する。
周永暉・観光局長は、「従来、中国大陸からの団体旅行を主に取り扱っていた旅行会社をサポートする。また、旅行産業が事業の適度な調整や収入源の拡大に取り組むのを助ける。市場開拓の研究と学習、あるいは国内の旅行ツアーの体験なども実施する。こうした観光業者『国内』旅行の業者とを結びつける。平日にこうした方式で、業者が新たな形態の『国内』旅行の市場を切り開いてくれることに期待する」と話した。
交通部によると、昨年台湾での『国内』旅行者は延べ1億7000万人あまりで、総消費額は3600億元あまりだった。しかし、そのうち団体旅行はわずか5%にとどまっており、滞在日数も平均で1.45日に過ぎなかった。交通部の王国材・次長は、残り95%を占める個人旅行者が団体旅行も楽しんでくれるよう、また、旅行日数も増やせるようにと期待、深みのある旅行で『国内』旅行のビジネスチャンスを拡大したいとしている。
王・交通部次長によると、補助はまず6ヶ月間実施してその成果を踏まえて見直す。この補助で、川下の旅館・ホテル、飲食業など3000社が恩恵を受け、14億4000万元(日本円約46億8600万円)の経済効果が期待できるということ。