台湾の映画監督、ウェイ・ダーション(魏徳聖)監督の新作がカナダのトロントで上映された。これまでに『海角七号 君想う、国境の南』、『セデック・バレ』を監督、大きな話題を呼んできたウェイ・ダーション監督の新作、『52hz I love you』は台湾での公開に先駆けて、このほどカナダのトロントで初めて行われた台湾映画フェスティバルで29日に上映された。
ウェイ監督は上映前、報道陣に対し、自分にとってこれまでで最も歴史的、文化的な足かせがなく、純粋に音楽を通じて愛情を伝える作品だと説明、観客がご馳走の後で、アフタヌーンティーのデザートを食べた時のような小さな幸福感を味わってもらえればと話した。
また、トロントでいち早く上映した理由について、ウェイ監督は、トロントでの映画祭にこれまでも招かれていたこと、トロントは北米で中華系の人が最も多い場所であることなどを挙げた。また、この日にはバンクーバー、ニューヨークなどでも上映されたという。
当初明らかになっていなかったキャストのうち、ヒロインは台湾の音楽ユニット、綿花糖の女性ボーカル、小球が演じている。今回の上映会にも出席し、オーディションでは映画と知らず、ましてやウェイ監督の作品とは知らなかったと、この作品との不思議な縁を説明した。台湾での公開は来年の旧正月期間となる1月26日。