最大野党・国民党の洪秀柱・主席が中国大陸を訪問している。国民党の洪・主席は30日夜に国民党の代表団を率いて中国大陸の南京に入った。31日には中華民国建国の父、孫文・博士の眠る中山陵を訪れて献花した。11月1日には北京で中共の指導者、習近平氏と会談を行う。今回の中国大陸訪問は、国民党と、中国共産党による、「両岸平和発展フォーラム」に参加するのが主な目的。
総統府の黄重諺・報道官は31日、総統府は両岸の正常な民間交流を前向きにとらえると共に、両岸は前向きで、政治的な前提を設けない有意義な対話、ならびに交流を通じて、両岸人民のさらなる相互理解を進めるべきで、また、共に両岸関係の平和で安定した発展を目指すべきだと考えていると述べた。
洪・国民党主席の中国大陸訪問について、黄・報道官は、台湾の政党はすべて対外的に一致し、政府が主導する両岸関係を全力で支持するべきだと述べた。黄・報道官は、「我々は与野党を問わず、台湾のすべての政党は内部では前向きな競争、対外的には一致した基本原則で、台湾の人々と共に立ち、政府が主導する両岸政策を全力で支持するべきだと考える」と話した。
なお、洪・国民党主席は30日、日本の時事通信社に対し、「平和と繁栄を追求することこそ台湾の共通認識」と題して寄稿した。
洪・主席はこの中で、馬英九・前総統が主張した東シナ海平和イニシアチブ、南シナ海平和イニシアチブは徐々にアジア太平洋諸国から認められているのに対し、台湾では台湾独立を主張する政党が与党となったことで、両岸関係を一気に冷え込ませ、周辺の緊張を招いていると指摘、与党・民進党の安定政権が進める鎖国政策、野党への迫害、対立を利用して政権を固めるなどの劣悪な状況は、すでに国家と国民の結びつきを崩壊のふちへと追いやっていると非難した。そして、台湾の生き残りの道を探り、両岸の平和を追い求めることが今回の中国大陸訪問、そして習近平氏との対面の目的だと説明した。