ソマリアの海賊に4年余り拘束されていた台湾の漁船の機関長が解放され、ケニアに到着、家族が人道的な救援に感謝している。この漁船は台湾資本ながらオマーン船籍の「Naham3号」。2012年3月に東アフリカのセーシェル付近の海域でソマリアの海賊に襲われ、船は沈没。台湾籍の船長はこの時死亡した。人質になった船員は台湾、中国大陸、フィリピン、カンボジア、インドネシア、ベトナムの人たちで合計26人だった。
このほど身代金を支払ったもようで、これら船員が解放され、23日には国連の人道支援機によってケニアの首都ナイロビに26人全員到着、それぞれの国に戻るため飛行機を乗り換える予定にしている。4年あまりという拘束期間は、ソマリアの海賊が起こした事件で二番目に長いということ。
台湾籍の機関長、沈瑞章さんは22日夜に妻に電話で連絡を取ったとのことで、妻は23日、報道陣に対し、「拾った命だ」と話し、救助に協力した人たち、団体などに感謝した。
人質解放への交渉について米AP通信は、海賊側の話として身代金150万米ドルを受け取ったと報じているが確認はされていない。