日本・東京の六本木で21日、「六本木アートナイト2016」が開幕した。「六本木アートナイト」は2009年から行われている夜間アートイベントで、これまでは一晩のみ行われてきたが、今年は23日まで3日間に渡って開催される。
そして、今年のアートナイトに、台湾のアーチスト、ツァイ・クエンリン(蔡坤霖)さんがが出展した。
ツァイさんは、六本木ヒルズノースタワー前に「The Sound of Roppongi」という主に樹脂パイプを組み合わせたインスタレーション作品を展示した。
ツァイさんは、台湾メディアに対し、「作品を通じ、台湾の屋外の様々な音を六本木に持ち込もうと考えた。六本木は都市だが、六本木は六本の木という意味をもつことから、『六本の木』を作ろうと考えた。立体的な構造は六本木を象徴している」と説明した。
作品では、 ツァイさんが台湾の森の中で録音した、コオロギやセミ、カエルやフクロウなどの鳴き声などを聞くことができる。
ツァイさんは「六本木は現代的な都市で、人や車の音が多いが、作品の装置やパイプはこれらの音を吸収する。こうした音が、パイプの中に入っていき、台湾の森の中の生物の音と混じり合うことで、様々な音が聞こえる。六本木でこうした森の中の音を聞くと、奇妙な感じがするが、それゆえ差異性が生まれる。そして、差異性が人をリラックスさせ、想像力を生み出す」と説明した。
文化部台湾文化センターの朱文清・主任は21日、作品を鑑賞に訪れ、「台湾のアーティストが、のべ200万人が参観に訪れるこうしたアートイベントに出展することを見ることができて嬉しい」と述べた。