中華経済研究院(中経院)が、今年の経済成長率予測値を1.03%に上方修正した。中華経済研究院は20日、最新の経済成長率予測を発表、今年の経済成長率予測値は前回の予測より0.19ポイント高い、1.03%とした。中華経済研究院では、今年下半期は、比較対象となる昨年の基準が低いことに加え、台湾の科学技術産業が底打ちして徐々に回復していることなどにより、第3四半期の成長率は1.15%、第4四半期は2.46%と予想した。
また、今年通年での成長率予測値を1%以上と予想した主な原因は、下半期の投資が安定していることや行政院主計総処が今年の経済成長率予測値を上方修正していることと説明。
一方、来年の成長率は1.81%と予測。中華経済研究院の呉中書・院長は、米国、日本、中国大陸などの製造業購買担当者指数(PMI)はこのところ安定しているが動きは鈍いと指摘、台湾のPMIは7ヶ月連続で景気の拡大を示しているものの、サービス業の購買担当者指数は弱いとし、来年世界経済が全体的に反発したとしても、景気回復の強さはそれほど強くならないと予想した。
また、今後景気に影響を与える要素としては、米国の利上げプロセス、国際原油価格と商品価格の動向、日本や中国大陸の景気刺激策、中国大陸における成長鈍化と債務危機、さらには自前のサプライチェーン、台湾海峡両岸関係などを挙げている。