84歳の水墨画家、劉国松・画伯が今月8日、アメリカ芸術科学アカデミー(AAAS)の外国人名誉会員に選出された。18日に開かれた祝賀会で、劉・画伯は、「考えたこともなく、大変光栄だ」と喜んだ。
国立台湾師範大学芸術学部の李振明・教授は、劉・画伯の作品は、古典的な水墨画や文学の要素を取り入れつつ、西洋の現代主義的なイメージも加えた新しいスタイルの水墨画だと説明した。
劉国松・画伯は自ら「劉国松紙」と呼ばれる特殊な紙を発明したことでも知られる。劉国松紙は、紙に用いられる繊維が従来のものより荒いのが特徴で、この紙を使うことによって、山水を描くときの従来の方法を変えようと試みたものだという。
劉・画伯は、画室は学校の教室と同様、実験をするところであり、従来の絵を描き続ける工場ではないという理念を持っており、このような革新的なスタイルで、多くの有名画家を育ててきたと語っています。84歳になる今でも、用事がなければ毎晩、キャンパスに向かっているという。
劉・画伯は、これまでにも、2008年には台湾の国家文芸奨、2011年には中国大陸で中華芸文終身成就奨など、両岸で最高栄誉とされる賞を獲得しており、世界100ヶ所近くの美術館、博物館で個展を開催してきました。劉・画伯の作品は、大英博物館、ベルリン美術館、北京故宮博物院など十数か所の美術院、博物院に所蔵されている。