中共に機密文書を渡したとして、新北地方裁判所が国防部参謀本部電信発展室の元中佐を勾留した。
国防部参謀本部電信発展室の元中佐と国家中山科学研究院の元中佐は退役後、中共に買収され、台湾でスパイ組織の結成を企てるとともに、空軍の退役大佐2名を引きこんで軍事文書を入手、中共に提供することで報酬を得ていた。
長期間にわたる調査の末、検察官は17日、法務部調査局国家安全工作ステーションを指揮し、台湾北部・新北市内にある二人の会社、自宅など6ヶ所を捜索、この二人、そして退役大佐二人を連行した。
検察にると、国防部参謀本部電信発展室は中国大陸の電気通信の監視・傍受を行っており、この元中佐は管理と制限を受ける情報機関の人員だったという。
この元中佐は退役後、貿易会社に勤務し、度々、中国大陸との間を往来する中、中共人民解放軍の情報機関の人物に買収された。また、中山科学研究院の元中佐も同様に、退役後、中国大陸でビジネスをしていたところ、この人物に買収されたという。
この二人はそれぞれ台湾で人脈を広げ、これまでに国防報告書やパイロットの写真などの資料を中国大陸側に渡していた。二人は中国大陸浙江省へ赴き、これら資料を渡した他、通話ソフトや電話で連絡を取っていたという。
二人は空軍の退役大佐を引き込んで台湾でスパイ組織を広げ、中共の情報機関から報酬を得ていた。新北市の新北地方裁判所は18日、国家安全法違反として、参謀本部電信発展室の元中佐は逃亡や口裏合わせの恐れがあるとして勾留、一方、中山科学研究院の元中佐は台湾元10万元の保釈金で保釈としている。