かつて台湾鉄道で最速を誇ったディーゼルカー「光華号」車両を使った特別列車が29日に運行される。
1966年10月31日、台湾の在来線、台湾鉄道は、西部幹線の台湾北部の台北駅から台湾南部、高雄駅の間に、日本製のディーゼルカー「DR2700型」を使った特急「光華号」の運行を開始した。DR2700型の時速は100キロに達し、台北―高雄間をわずか4時間45分で結び、台湾鉄道の電化前、台湾の地上で最速の乗り物と謳われていた。
DR2700型はその後、数十年に渡って台湾各地で活躍、しかし、老朽化及び東部、台東線の電化などにより、2014年7月15日に引退した。しかし、台湾鉄道ではこのうち、一編成8両を、南東部・台東の車両基地で動態保存、昨年11月には、中華民国鉄道文化協会が復活運転を企画、台北から高雄経由で台東まで運行した。
そして、台湾鉄道では、「光華号」運行50週年を祝うため、29日、台北から台中、高雄を経由して台東に行く、記念列車を運行することを決めた。
台湾鉄道によると、記念列車は8両編成で、このうち2両は、かつての「光華号」の運転士、車掌、女性乗組員などを招待、残り6両については一般の鉄道ファンに開放し、13日午前9時から、台湾鉄道のウェブサイトで予約を受け付けるという。
「光華号」50週年記念列車は、29日午前9時20分に台北駅を発車、午後6時25分に台東駅に到着予定となっている。乗車券の販売区間は、台北から台中、台中から高雄、そして高雄から台東の3区間で、乗車券には弁当のほか、復刻版の「光華号」の切符セット、またステンレスの復刻版弁当箱、記念品、バッジ、バンダナなどがつき、内容によって値段は台湾元700元から1000元と異なる。なお、2つの区間をまたがって乗車する利用者には、特別な記念きっぷが送られるという。