林全・行政院長が、台湾海峡両岸に政治的な枠組みがあるべきでないと強調した。
蔡英文・総統は10日、総統就任後初の双十国慶節の演説において、台湾海峡両岸関係に対する立場と善意を重ねて説明した。蔡・総統はまた中国大陸側に対して、中華民国の存在という事実を直視し、台湾の人々の民主制度に対する強い信念に向き合うよう呼びかけた。
しかし、中国大陸側で対台湾政策を担当する中共国務院台湾事務弁公室の報道官は、「92年コンセンサス」は台湾の指導者のいうところの「善意」の試金石であり、「92年コンセンサス」を否定して両岸の対立を煽り、両岸の経済、社会、文化のつながりを断つことは出口の無いよこしまな道だと批判した。
これに対し、林全・行政院長は11日、「両岸がいずれも誠実に、互いの見方について意見交換できるよう望む。政治的スローガンあるいは枠組みに捕らわれた話し方は両岸関係の前進を困難にする。それは非常に残念なことだ」と述べた。