台湾北部の基隆市や南東部の台東県で雨が降り続いており、中央気象局が豪雨注意報を発令して注意を促している。東北の季節風が強まり、中央気象局は10日、台湾の7つの県・市を対象とした豪雨注意報を継続、特に港湾都市である基隆市と北海岸ではすでに超大型の豪雨となっていることで警戒を呼びかけた。
豪雨注意報は、基隆市の他、北東部の宜蘭県、南東部の台東県、南部の恒春半島などが対象。南部の屏東県や東部の花蓮県、北部の台北市、新北市などの山間部でも大雨となっている。連日の降雨で地盤が緩んでおり、土砂災害や落石に注意が必要な他、低い土地では浸水に警戒が必要。
降り続く雨のため、基隆市の中正区と信義区、北部・新北市の瑞芳区では水道水の源流の濁りの程度が上昇したため、給水が減らされている。5万世帯に影響が出る模様。
一方、この雨で南部横断道路の霧鹿から東側が寸断され、台東県の海瑞郷利稲村が陸の孤島と化した。道路が不通になって7日目となり、物資の輸送がとまっているため、10日には内政部空中勤務総隊のヘリコプターが雲の合間を縫って食糧を届け、病人を運び出して治療に向かわせた。