総統府は、野党・親民党の宋楚瑜・主席をAPEC首脳会議に特使として派遣することを決めた。APEC(アジア太平洋経済協力会議)の首脳会議は11月20日にペルーのリマで行われる。
総統府の黄重諺・報道官は5日午後、蔡英文・総統が、野党・親民党の宋楚瑜・主席を、特使としてAPEC首脳会議に派遣することを決めたと発表した。黄・報道官は蔡・総統の言葉として、「宋・主席は、かつて行政院新聞局局長や台湾省の省長を担当するなど、台湾の政治経済状況に詳しく、また国際事務にも明るく、台湾の各方面における発展の状況を国際社会に伝えることができる。宋・主席は、台湾のAPECにおける影響力、および各国との交流を強めることができる人材であり、今回、特使としての参加を要請した」と説明した。
APECに参加するリーダーは配偶者と出席することが慣例となっている。宋楚瑜・主席は蔡・総統に対し、亡くなった故・陳萬水・夫人に代わり、娘の宋鎮邁・女史を伴って参加することを提言した。蔡・総統は、宋鎮邁・女史はアメリカ・コロンビア大学の修士課程を卒業し、語学能力も高いことから、ベストの人選だとして、これに同意したという。
黄・報道官は、中国大陸の干渉の可能性について問われ、台湾はAPECの会員であり、完全かつ独立した会員の身分があり、これは台湾の人々を代表して参加することであると強調、そうした懸念はないと述べた。