蔡英文・総統が、両岸関係について、政治的な枠組みがない中で、対話したいと希望した。
蔡・総統は4日、アメリカの経済紙、ウォール・ストリート・ジャーナルの単独インタビューを受けた。蔡・総統は、台湾海峡両岸の関係について、中華民国の現行の憲法及び「両岸人民関係条例」を遵守し両岸の事務を行うこと、並びに1992年に両岸双方が話し合いを行い、いくつかの点について合意し、両岸の立場の違いを近づけようと努力しているとして、これらは台湾のコンセンサスに基づいて示した最大の善意であり、最も柔軟性を持った表現であると指摘、北京当局との立場の違いは大幅に解消されたと信じている、と述べた。
蔡・総統は、今年5月の政権交代後、中国大陸は一定の冷静さと理性を見せていたが、最近、ICAO(国際民間航空機関)総会への台湾の参加妨害や、台湾内部の政治的スタンスの異なる政党に、異なる対応を行うなど、圧力をかけ、分裂を促すかつてのやり方を再び繰り返しつつあると指摘した。
蔡・総統は、「中国大陸は、台湾の人々に圧力をかければ屈服させることができると思わないでほしい。私は双方ができるだけ早く対話を開始し、意思疎通がよりスムーズにいき、不必要な誤解が避けられるよう期待している。現在両岸が直面する多くの問題について、双方が共に受け入れられる解決方法を見出すべきだ」と述べた。
中国大陸の指導者、習近平氏との会談可能性について、蔡・総統は、双方が面会し、話し合うことはいい事だが、仮に政治的な枠組みが既に設けられた状態で話し合うのであれば、これは好ましくないと述べた。蔡・総統はそして、立場が異なるからこそ話し合うのであり、話し合いのために、本来話し合いが必要な政治的な議題について、先に受け入れてしまうことはあってはならないと強調、こうした政治的な枠組みは、双方の関係発展を阻害すると述べた。