日本の沖ノ鳥をめぐる交渉について、外交部が予想以上に難航する可能性を示唆している。中華民国台湾の対日本窓口機関・外交部亜東関係協会の蔡明耀・秘書長は29日の定例記者会見で、「台湾・日本海洋業務協力対話メカニズム」第一回会議については、いまなお日程を調整している段階だと明らかにした。
沖ノ鳥(日本名:沖ノ鳥島)を含め、海洋に関する幅広い議論を行うとするこのメカニズムは今年5月、新政権発足直後に設置が発表され、7月には第一回会議が行われる予定だったが、その後延び延びとなっている。
沖ノ鳥の海域における台湾の漁船による操業問題について、蔡・秘書長は、交渉は想定どおりに進まない可能性があるが、政府は全力でそれに当たると述べた。
蔡・秘書長は、「我々は問題の早期解決を望んでいる。予想するほどスムーズにいかないかもしれないが、最大の努力を尽くして日本側と交渉し、円満な解決ができるよう希望している」と話している。
蔡・秘書長は今年8月の時点で、第一回会議で話し合われる予定の議題は、漁業協力、海上での緊急救助、科学調査、環境保護の四項目で、そのうち科学調査と環境保護で準備が整っていないと述べたが、29日、蔡・秘書長は、環境保護は第一回会議では議題から漏れる可能性を指摘した。
一方、来月10日10日の建国記念日、双十国慶節に日本から来る貴賓について蔡・秘書長は、国会議員が25、6名で代表団を組んで来台する他、地方の議員や台湾との親善団体なども加えれば、日本からは100人以上の貴賓が祝賀に来ると明らかにした。