陳建仁・副総統は23日午後、日本の菅直人・元首相と会見した。陳・副総統はあいさつの中で、「台湾と日本はエネルギー発展において類似する部分が多く、双方とも原子力発電に依存しているが、代替エネルギー及びグリーンエネルギーが注目を集めるようになった現在、今後、エネルギー問題に関するより多くの意見交換の場を持ちたい」と語った。
陳・副総統はまた、東日本大震災以降、原子力発電の安全性が世界的な課題となっていることを挙げ、台湾と日本はいずれも地震の頻発する地帯に位置しているので、相互間で原子力発電の協力提携を結び、安全に関する情報交流を強化したいと希望した。
陳・副総統は菅氏に、台湾は2025年の「脱原発」を目指しており、その時点までにグリーンエネルギーが台湾における電力の20%を占めるようにするのが目標だと述べ、現時点では、蔡英文・総統が推進する「五大創新(イノベーション)計画」における非常に大切な計画の一環として、風力発電、太陽光エネルギー、地熱発電の強化をはかっていると説明した。
陳・副総統はこのほか、菅氏に、民進党代表に選出された蓮舫氏に、蔡・総統、陳・副総統からの祝賀の意を伝えて欲しいと依頼した。
菅直人氏は、台湾の反原発団体の招きを受けて来台、電力自由化が国民生活とエネルギー源転換にもたらす影響について演説を行った。菅氏は首相時代、電力自由化に向けての鍵となる再生可能エネルギー発電の固定買取価格制度(通称FIT)の法案を成立させている。