国立故宮博物院の南部分院に、「国宝文物流通センター」が設置される模様。立法院教育文化委員会は22日、国立故宮博物院の林正儀・院長による今後の方針に関する報告を受けた。林・院長は六大施政方針として、故宮博物院の公共性、多元性、専門性、ローカル性、国際性、教育性に焦点をあてていく考えを示した。
林・院長は、専門的な故宮博物院の実現のため、向こう4年間に台湾元41億元(日本円約130億円)をかける、北部・台北市にある故宮博物院の整備計画の他、南部分院を基地とした、「国宝文物流通センター」を立ち上げ、国家規格のスペースで、台北の故宮博物院及びその他、公共並びに民間の博物館が持つ貴重な国宝の保管を請け負っていく考えを明らかにした。
林・院長は、これにより、国宝によりよい保存環境と流通のメカニズムを提供する他、さらには博物館協力連盟を組織して、合同展覧会や出版、宣伝などを通じて台湾における博物館事業の発展を共に推し進めたいと希望。また、博物館を中心とした文化観光の「産業チェーン」を作ることで、故宮博物院と地元文化との連結を強めると話した。