外交部が、サントメ・プリンシペの大統領の中国大陸訪問に警戒を強めている。アフリカに位置し、中華民国と正式な国交を持つ友好国、サントメ・プリンシペのマヌエル・ピント・ダ・コスタ大統領は近日中に中国大陸の上海をプライベートで訪れるとされている。
これについて外交部は6日、強く警戒する姿勢を示すと共に、サントメ・プリンシペに設ける大使館は早くから十分情報を把握していると説明した。外交部では、国家の尊厳と両国の関係に基づき、大使館を通じてダ・コスタ大統領に対し、中華民国の立場を伝えるよう指示すると共に、中華民国におけるサントメ・プリンシペの大使を呼び、中華民国としての懸念を本国に伝達するよう求めたという。
外交部によると、ダ・コスタ大統領は中華民国大使館に対し、純粋にプライベートな訪問で投資誘致のためだと説明、公式な活動は無く、中華民国との友好関係は絶対に損なわないと約束しているということ。外交部の高安・スポークスマンはさらに、「ダ・コスタ大統領は4日にこれを書簡にして馬英九・総統に送り、今年年末か来年初めに大統領として中華民国を訪問する意思を表明している」と述べた。
外交部は、政府は「活路外交政策」を堅持し、台湾海峡両岸が国際社会で平和に共存し、台湾の活動空間が守られることを主張しているが、友好国の元首が中国大陸を訪れることはやはり政治的にデリケートだとして、サントメ・プリンシペ政府が中華民国との長期的な友好関係を大切にするよう求めていくと述べた。