蔡英文・総統が、「台湾光子源」の供用が開始されたことを受け、「台湾の誇りだ」と称えた。台湾北部・新竹市にある国家放射光科学研究センターでは19日、台湾で設計して建造した「台湾光子源」の供用開始式典を行った。「台湾光子源」は大型放射光施設。
式典に出席した蔡英文・総統は、「台湾光子源」の使用が始まることで、これまで見ることの出来なかった、もしくは測量できなかった自然現象をよりはっきりと把握できる可能性が開けたとし、「台湾光子源」はその名のとおり、「台湾の光だ」と称えた。「台湾の光」とは、台湾の誇り、台湾の星といった意味。
蔡・総統は、この施設が注目をされることで、より多くの異なる科学、技術、産業分野におけるそれぞれの「台湾の光」にスポットライトが当たるようにと期待。蔡・総統によると、「台湾光子源」は様々な分野が先進的な研究のために使用できる、台湾で過去最大の施設。台湾が設計と建設を全て行ったもので、蔡・総統は、高難度の挑戦を台湾の人々が乗り越えたと強調した。
蔡・総統は、台湾は加速器の建設と、それによる放射光の発生を成し遂げただけでなく、世界で最近完成した先進的な光源の中で、唯一、設計時に想定した電流を実現したものだと説明、台湾のハイテク技術の研究開発力、並びに精密かつ大型のシステムを作り上げる力を示すものだと述べた。
蔡英文・総統は、堅実な地元産業で先端科学技術の発展を支え、先端科学技術の研究開発を通して、地元の産業を世界の最先端へと導くことこそ政府が奨励する協力モデルだと強調、「台湾光子源」が今後、大学、研究機関、産業界との交流をさらに促進し、世界へつながっていくようにと期待した。