台風16号が台湾の東の海に接近する見通しで、陸上台風警報が発令されている。台風16号は台湾時間16日午後7時の時点で、台湾最南端・恒春半島の東約300キロメートルの海上にあり、1時間に19キロの速度で北北西から北に向けて移動している。中心気圧は945ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は秒速43メートル。
中央気象局の予想では、台風16号は今後台湾本島の東を北上、台湾北東部の宜蘭県の沖で向きを北から北東に変えて日本方面に向かうと見られている。中央気象局は16日午前8時半に、台湾東部・花蓮県と南東部・台東県に対して陸上台風警報を発令、さらに11時40分には北東部の宜蘭県、午後には北部の台北市、新北市、基隆市へと警報の範囲を拡大した。
台風16号は勢力を引き続き強めている他、コースが西に偏り、台湾本島に近づく可能性もあることから、中央気象局では16日夕方から台湾本島の東側では断続的な雨となり、17日朝からは中部以北での影響が強まって風雨が強まると予想している。台風16号の接近に備え、政府は中央災害対応センターを16日午前に設置し、最初の報告会議を行った。
なお、台風14号がもたらした被害についての統計では、全体では106万1717戸が停電し、現在まだ13万戸あまりが復旧を待っている状態。復旧の完了は18日夜11時の見通し。また、断水は72万2699戸で、現在は17万戸あまりが復旧を待っている。17日午前には全て復旧する見通し。