映画『海角七号-君想う、国境の南-』や『セデック・バレ』、『KANO』で知られる台湾の映画監督のウェイ・ダーション(魏德聖)監督の新作映画『52Hz,I love you』が、10月29日にカナダ・トロントで、世界で初めて上映されることがわかった。
映画『52Hz,I love you』は、ウェイ監督にとって、『海角七号』以来9年ぶりとなるラブ・ストーリー。作品はまず海外の50都市で60回に渡って上映された後、来年の旧正月休みの期間、台湾で公開されるという。
ウェイ監督はまず海外、そして最後に台湾で公開することで、海外で暮らす台湾の人々と台湾で暮らす台湾の人々を結び付けたいとしている。
ウェイ監督は、北米に住む台湾の人々へメッセージ動画を作成、海外で暮らす台湾の人々が作品を鑑賞する際、海外のみで販売される特別チケットの購入を呼びかけた。ウェイ監督によると、この特別チケットの売上は、台湾の社会的に弱い立場に置かれている人を映画館に招待し、旧正月休みを楽しく過ごしてもらうために使われるという。
ウェイ監督は昨年の年初、北米で暮らす台湾の学生の団体と台湾華僑のコミュニティに招かれ、映画『KANO』を上演。ウェイ監督はその際、北米の台湾の人々の団体が非常に結束していること、また彼らが台湾との交流を渇望し、台湾の映画を見たがっているにも関わらず、公開から一年以上経ってから、ようやく鑑賞できることを知ったという。
ウェイ監督は、こうした北米の華僑との交流を通じ映画の内容を修正、こうして生まれた新作『52Hz,I love you』は、「愛」、そして「孤独でないこと」が強調され、人と人とのつながりがテーマとなっているという。