米国の対台湾窓口機関・AIT米国在台湾協会のバッガード理事長が退任前最後となる台湾訪問を行っている。AITのレイモンド・バッガード理事長は2006年2月に理事長に就任してこれまでに19度来台。そしてこのほど20度目の訪問として11日から15日まで台湾を訪れている。AITによると、バッガード氏が理事長として台湾を訪れるのはこれが最後だということ。
中華民国外交部によると、バッガード氏は米国の経験豊かな外交官で、過去には米国の駐ベトナム大使館、駐韓国大使館、駐フィリピン大使館、そして中国大陸の上海での「総領事館」で勤務、また、1999年から2001年まではAITの台北事務所所長(大使)を務めた。アジア太平洋地域及び台湾と米国の関係に精通しており、バッガード氏はAIT理事長を務めた過去10年あまり、台米関係の発展に力を惜しまなかった。
バッガード理事長は今年、総統選挙後、米国のウィリアム・バーンズ前国務副長官と共に来台、5月にはロナルド・カーク前通商代表と共に来台して蔡英文・総統の就任式に出席した。また、蔡英文・総統が6月、陳建仁・副総統が8月にそれぞれの外遊で米国に立ち寄った際にも空港で出迎え、付き添うなどしており、外交部は中華民国の代表団に対する米国側の礼を尽くした対応が示されたと話している。
バッガード理事長は滞在期間中、蔡英文・総統を表敬訪問する他、中華民国政府の高官と会い、台米関係について意見交換するということ。