江宜樺・行政院長が、公務員の職務を評判に応じ、早めに調整することも考慮するとしている。
台湾北部、桃園県で副県長を務めていた葉世文氏は、県内の住宅建築に関し、大手デベロッパーから賄賂を授受したことが発覚し解任された。
行政院の江宜樺・院長は5日の閣議で、「この一件は政府のクリーンなイメージにダメージを与えた。汚職を専門に摘発する法務部廉政署には継続して、限度を設けずに調査してもらう」と述べた。
江・行政院長は、クリーンな政治を保つには日頃から贈収賄を防止する心づもりでないといけないと指摘、各部署の首長は自らが手本となり、公務員の清廉な政治倫理規範を遵守すると共に、リスクを掌握し、かつその汚職を未然に防ぐことを求めた。江・行政院長は、組織内で態度が悪く、評判の芳しくない人物に対しては、早めに職務の調整などをして、汚職を防止するべきだと述べた。
行政院の孫立群・スポークスマンは、江・行政院長の言葉として、「事実が明確になれば首長は当然しかるべき対応をする。みな経験があるのではないか。しかし、各部署の首長は、評判の芳しくない幹部、あるいは中堅職員に対しても、政治風紀を管轄する部署を通じて問題を防ぐ必要がある。証拠が明確でない段階でも予防的な措置をとって、重大な問題の発生による政府のイメージダウンを避けなければならない」と述べた。
江宜樺・行政院長は、「内政部長任期中に、葉・前桃園県副県長に関する匿名の告発書を受け取った、その内容は部署内の噂と若干符合する点があった為、風紀部署に処理を任せた。その際、不正は証明できなかったが、その後、風紀部署の長期間に渡る調査の末、大きな展開をみせた」と述べた。
江・行政院長は、「執行面で汚職問題が発生したからといって取りやめてしまうような事はなく、多元的住宅政策を推し進める政府の方向性は変わらない。ただし、関連部署は執行の成果と市民のニーズを把握し、臨機応変な対応をすべきだ」と述べた。