行政院大陸委員会が、92年コンセンサス(92年合意)を認めるとの報道内容を否定した。台湾の大手日刊紙、「中国時報」はこのほど関係者の話として、台湾の対中国大陸窓口機関・海峡交流基金会は12日に新たな董事長を選出後、慣例に従って中国大陸側・海峡両岸関係協会に送る書簡の中で、92年コンセンサスを婉曲に認めると報じた。92年コンセンサスは「一つの中国」原則で合意する内容で、現在の民進党政権では認めていない。
行政院大陸委員会は9日、海峡交流基金会の人事手続きが終われば、海峡両岸関係協会に正式に通知することになり、現在はその作業を進めているところだと説明、中国大陸側に送る書簡の内容は公開しておらず、報じられているのはあくまで憶測に過ぎないと反論した。
なお、海峡交流基金会の新たな董事長には、2000年から2002年まで、陳水扁・総統の下で外交部長などを務めた田弘茂氏が内定している。