蔡英文・総統が、新たな軍事戦略の初稿は来年まとまると明らかにした。蔡英文・総統は25日午前、台湾南部・屏東県仁寿山の訓練エリアで、漢光32号軍事演習を視察した。蔡・総統が国軍の重要な軍事演習を視察・指導するのは初めて。今回の演習直前には、訓練中の戦車が川に転落し、乗員4人が死亡する事故が起きており、蔡・総統は特別に犠牲となった兵士たちに哀悼の意を表した。
蔡・総統は視察後、国軍の空軍と地上部隊との合同作戦の演習は見事だと平時の訓練の成果を評価した上で、今後国軍の様々な作業には明確な行動規範が必要だとの見方を示した。
蔡・総統は、「国軍のすべての仕事は行動規範に則ってしっかり行う必要がある。基準がない、もしくは基準が実情にそぐわないもの、特に机上の空論のようなものは改めて定めなおす必要がある」と述べた。
また、蔡・総統は、国軍の名誉と恥辱のいずれにも自分は共にあると改めて述べ、国軍の新たな文化構築に向けて、国防部には来年1月に新たな軍事戦略を提示するよう求めていることを明らかにした。蔡・総統は、「国防部には来年1月に新たな軍事戦略の初稿を出すよう命じている。この戦略では各方面の意見を吸い上げる他、より重要なのは国軍内部の発想と討論を通じてまとめられるものだということだ。皆が新たな思想を十分発揮して、新たな国軍を打ちたてよう」と呼びかけた。