2020年の東京オリンピックにおける男子ボクシング競技では上半身のランニングシャツ着用を取りやめる構想が出ている。AP通信によると、国際ボクシング協会の会長で、IOC国際オリンピック委員会の理事も務める台湾の呉経国氏は21日、インタビューに応じ、2020年の東京オリンピックでは、ボクシング競技のルールに関する一連の改革を行う考えを明らかにした。
呉・会長は、2006年に国際ボクシング協会の会長を引き継いで以降、組織の調整、審判の管理、ルールの変革などを断行してきたものの、ボクシングの試合に対して「意図的なコントロールや不正行為がある」と批判する声が今なお一部にあると指摘、今後は透明化を徹底すると強調した。
改革の内容について、呉・会長は、「1試合3ラウンドは短すぎるので、5ラウンドにしてもいいかもしれない。これにより戦術は大きく変わるだろう。3分5ラウンドで、5人の審判の採点を集計して公開する」と話した。現行のルールでは、審判は5人だが、そのうち3人の採点がコンピューターによってランダムに選ばれて集計される。また、公開されるのはこの3人の採点のみ。
呉・会長はさらに、女子の階級を5つに増やす他、競技を通じてヘッドギアを取りやめ、男子は上半身のランニングシャツも着用を取りやめてはどうかとしている。