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八重山諸島への移民のドキュメンタリー

  • 22 August, 2016
  • Editor
八重山諸島への移民のドキュメンタリー
「海的彼端」のポスター

台湾で生まれ、戦前に日本の八重山諸島に渡った人たちのドキュメンタリー映画が公開される。日本の石垣島は台湾北東部の宜蘭県から50キロも離れておらず、釣魚台列島(日本名:尖閣諸島)や金門島よりも近い。石垣島には台湾から渡った人々が多く住んでいる。そのうち多くは、日本占領時代の1930年代に八重山諸島での農業開墾召集政策に応じて台湾から八重山諸島に渡った台湾の農民たち。

第二次世界大戦が終わると、八重山諸島で暮らしていた台湾の人たちは身分の問題に直面した。日本政府は台湾に戻って、中華民国の国籍を持たないことの証明書を取得しない限り、日本国籍は与えない方針だったが、中華民国政府はこの証明を出さなかった。このため、これらの人たちは30年にわたって無国籍の難民となり、身分を隠しながら生き、子供たちも差別やいじめにあったという。

この過去80年以上、伝えられてこなかった歴史に、日本で暮らす台湾の映画監督、黄胤毓さんが注目、1年余りの調査を経て、ドキュメンタリー、『海的彼端(海の向こう側)』としてまとめた。映画は石垣島で暮らす玉木玉代さん(本名:王玉花さん)を中心に、80年前の玉木家など、台湾からの移民が困難な環境で奮闘した歴史を描き出す。製作側ではこの映画をより多くの人たちに見てもらいたいと、クラウドファンディングで資金を集めて上映することに決め、9月30日の公開を目指している。

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