旧暦8月15日の名月を愛でる、中秋節の風物詩の一つ、柑橘類の果物、ブンタン(文旦)の生産量が、年初の低温により例年より1割減となる見込みだ。
台湾のブンタンの中で最も売れている台湾南部、台南市麻豆のブンタンは、生産量が減ったため、海外への輸出が減少、価格が1割ぐらい高くなっている。中でも樹齢の長い木から収穫されたブンタンは水分が多く、甘く、繊維がやわらかいため、特に人気があるが、今年、生産量は例年より3割減っているという。
中秋節にかかせないブンタンは18世紀、中国大陸から台湾に持ち込まれ、まず、台南市の麻豆で栽培された。その後、北東部の宜蘭、北西部の苗栗、中南部の雲林、東部の花蓮などでも栽培されるようになった。現在、特色に従い中南部、北部、東部が3大産地といわれている。今年は年初の低温と長雨により、中南部と北部の産地では例年よりも生産量が少なくなっている。