葉俊栄・内政部長が16日、太平島を視察した。
内政部の葉俊栄・部長、行政院海岸巡防署の李仲威・署長、台湾南部・高雄市政府の民生委員、海洋法や気候変動の専門家らが16日朝、中華民国軍用機で、南シナ海に浮かぶ南沙諸島最大の島、太平島を訪れた。
内政部の葉・部長は16日午前7時半、台湾最南端・屏東県の屏東基地で、訪問の目的について「今回我々は海岸巡防署、高雄市政府などと共に、太平島を『高雄市旗津区南沙2号』とし、新たな住所表示板を設置する。同時に太平島が南シナ海において非常に重要な位置にあることについて理解を深める。このほか、生態海洋への理解を通じ、太平島で気候変動の研究を行う観測ステーションをいかにして運営していくかについて検討を行う。今日は、海洋法の専門家、気候変動の研究家もともに視察に向う」と説明した。
行政院の童振源・報道官は、内政部の今回の太平島訪問は、民生業務のための通常の視察だと指摘、これは蔡英文・総統が先日、国家安全上層部会議の中で、指示を行った太平島における科学研究の強化を実現するものである、と説明した。
童・報道官はまた、蔡・総統もしくは林全・行政院長による太平島上陸の可能性について、中華民国は太平島の主権をもっており、その可能性を否定しないが、現時点で関連の計画はないと述べた。
また、外交部の王珮玲・報道官は、メディアから太平島訪問について、他の国・地域に先に通知しているのかについて問われ、「太平島は我が国の領土であり、高雄市の旗津区に属する。内政部長が高雄市旗津区を訪れる際、他国に通知するだろうか。我々はこの点に何も異論はないと考えている。各部の首長クラスが太平島を訪問、視察あるいは何かしらの任務を行うことは至って正常なことだ」と述べ、通知する必要はないとの考えを示した。