中華民国籍で二人目のジカ熱患者が確認された。中華民国台湾ではジカ熱患者がこれまでにも見つかっているが、当初はいずれも外国人だった。今月4日、初めてセントルシアで感染したとみられる中華民国籍の女性が見つかったのに続いて、衛生福利部疾病管制署は12日、中華民国籍の二人目の患者を確認したと発表した。
この患者は台湾北部・新竹市に住む27歳の男性で、仕事のためセントビンセントグレナディーンに長期間滞在した。11日に帰国した際、空港の検疫人員に対して、4日から発熱、頭痛、筋肉痛などの症状が出て、6日には赤い発疹も現れたと訴えた。担当者が検体を検査に送ったところ、ジカウイルスに感染していることが確認された。
疾病管制署の荘人祥・副署長は、12日にジカウイルスと確認されたと説明すると共に、「患者は現在特に問題はないことから、蚊が近づかないようにすることを求めている」と述べた。ウイルスのサイクルによれば、15日には血中のウイルスが消える。それまではこの患者の血液には感染力があるため、蚊に刺されると他の人にそれが伝染する恐れがある。
中華民国籍の患者が二人出ていることは、ジカ熱の脅威が高まっていることを示すかとの質問に対し、荘・副署長は、二人の感染者のうち一人は空港で自ら申し出ており、もう一人も医者にかかる際に自らセントルシアにいたことを説明していることから、ジカ熱に対する国民の警戒意識の高まりと、感染の拡大防止の取り組みが効果を挙げていることがわかると述べ、特に脅威が高まっているわけではないとの見方を示した。